
男子110メートルハードル予選でフライングとなり黄旗を振られる高田選手=いずれも世田谷区の駒沢陸上競技場で
東京デフリンピックの陸上で19日にあった男子110メートルハードルに、荒川区出身・港区在住の高田裕士選手(41)=トレンドマイクロ=が出場した。5大会連続の代表で、日本のデフアスリートで初めてプロ活動を始めた先駆者。しかし、待望の地元開催は、予選でフライングにより失格という非情の結果に終わった。(神谷円香)
位置に付き、光で合図するスタートランプの色が、走り出しの号砲を示す「青になったと見えた」。駆け出してすぐ、やり直しを示す旗が上がり、自身に失格が告げられた。反応時間は、フライングを示すマイナスの表示。モニターでも確認すると、他の選手にあいさつし、レーンを離れた。
前回ブラジル大会も出場したが、本命だった400メートルハードルは、日本選手団の一部のコロナ感染により無念の出場辞退に。今大会は若い選手の台頭で本命は代表を逃し、110メートルハードルのみでの出場だった。これまで...
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