近藤勇の生誕190周年を記念して設置されたマンホールのふた=調布市で
幕末に新選組局長として活躍した近藤勇(1834~68年)の生誕190周年を記念し、生誕地の東京都調布市は市内10カ所にデザインマンホールふたを設置した。設置費用の一部に充てるため、ふるさと納税を活用したクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。
近藤は旧上石原村辻(現調布市野水)に農家の三男として生まれた。剣術「天然理心流」宗家の近藤周助の養子となり、後に流派を継いだ。新選組は京都の治安維持に当たり、1864(元治元)年の池田屋事件などで功績を挙げた。
マンホールふたは、新選組隊旗の「誠」の文字を中央に表記。京王線西調布駅北口や近藤の座像がある西光寺周辺の道路沿いに設置した。2025年度はさらに5カ所の設置を予定している。
寄付は「ふるさとチョイスGCF」のサイトから。当初目標の100万円は達成したが、12月30日まで受け付けている。1万円以上の寄付者にオリジナルデザインの礼状を送る。問い合わせは市下水道課=電042(481)7228=へ。(服部展和)