東京都国立市は9月から、市内で使える新たなデジタル地域通貨「くにPay」を発行する。地域での買い物に使えるだけでなく、健康増進など市民の取り組みにポイントを付与するなどして活用を図る。
「くにPay」はスマートフォンアプリのほか、専用のカードでも利用可能。スタート時には、市民を対象にプレミアムを付与するキャンペーンなども予定している。健康増進などの取り組みに対するポイントの付与は本年度中に順次始める予定。市は加盟店を募集している。
デジタル地域通貨は、スマートフォンの専用アプリなどを用いた地域限定の決済手段。ポイントをチャージして使う仕組みが主流で、2010年代後半から地方を中心に導入例が増え、最近は都市部でも活用する自治体が出始めている。
多摩地域のデジタル地域通貨にはほかに東村山市の「アインPay」などがある。(岡本太)