JR中央・総武線の運転士が体調不良でオーバーランを起こすなどし、乗務を中断するケースが昨年夏ごろまで続発した問題で、運転士らでつくるJR東日本輸送サービス労働組合が10日、東京都内で総括集会を開いた。「昨年10月を最後に発生しておらず、職場環境改善が一因とみられる」と報告された。
運転士に持病などは確認されず、それぞれ「記憶があいまい」「意識がもうろうとした」などと説明。原因不明のため運転士らの間で「中電病(なかでんびょう)」と呼ばれ、不安が広がっていた。組合によると、原因は現在も特定できていない。

JR中央・総武線各駅停車の車両=東京都中野区で(資料写真)
集会では、体調不良を起こした複数の運転士が体験を報告した。組合の担当者は、昨年10月21日の43例目を最後に...
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