東京六大学野球連盟結成100周年記念祝賀会が7日、東京都内のホテルで開かれ、福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治さん(早稲田実―巨人)や、各大学の卒業生や野球関係者ら約1300人が集まった。

現役プロ野球選手ら多くの関係者が集まった東京六大学野球連盟結成100周年記念祝賀会=7日、都内のホテルで(竹村和佳子撮影)
東京六大学野球連盟は、1925(大正14)年に早稲田、慶応義塾、明治、法政、立教、東京の6大学で結成された日本最古の大学野球リーグ。今年他界した長嶋茂雄さん(立教大―巨人)を始め、多くの名選手を輩出。野球殿堂入りしている222人のうち、118人が六大学関係者で、プロアマを通じて野球振興に貢献してきた。戦時中の中断はあったものの100周年を迎えた今年は、レジェンドOBによる始球式や野球殿堂博物館での記念展、オールスター東西対抗戦などの記念行事がめじろ押しで、祝賀会はその最後を飾った。
祝賀会では来賓や数多くのOBが登壇した。今年、明治大からドラフト1位で楽天に入団し、1年目からレギュラーに定着してベストナイン(遊撃手部門)に輝いた宗山塁内野手(22)は「明治での4年間があったからこそ、(プロ)1年目から走りきることができた」とあいさつ。
また、10月のドラフト会議で埼玉西武から1位指名された小島大河捕手(明治大4年)と、ヤクルト1位指名の松下歩叶内野手(法政大4年)も「六大学で培ったものを次のステージでも発揮したい」「六大学の名に恥じない活躍を」などと、抱負を語っていた。(竹村和佳子)