10日投票、11日開票の東京・荒川区長選は無所属新人の滝口学さん(54)が初当選した。3候補者で1人だけ政党推薦を受けない厳しい選挙戦を勝ち抜き、新区長として抱負を語った。(鈴木里奈、細川暁子)
滝口さんは11日午前10時45分ごろに事務所に姿を現し、支援者と抱き合ったり握手をしたりしながら喜びを分かちあった。その後、深く頭を下げ、万歳を繰り返し「期待に応えていかなければいけない。身の引き締まる思い」と語った。
当選を確実にし笑顔で万歳する滝口学さん(中)=荒川区荒川の事務所で
選挙戦では有権者から声をかけられる場面が日に日に増えたといい、「これからもっと区民の方々に関心を持っていただけるような荒川区政をつくっていくことが、我々の責任」とも話した。
報道各社から就任後の政策について問われると「防災対策、子育てや高齢シニア対策、地域活性化などをやっていきたい。区の職員と一緒に、区政の課題と良い点をできるだけ早く把握したい」と答えた。
区政の課題となっている西日暮里駅前の再開発について「生活している方に寄り添いながら、しっかり進めていく。西日暮里の良さが生かされ、周辺も活性化できるようにしたい」と述べた。
当30,455滝口学無新<1>
27,285町田高無新
6,658茂木正道無新
荒川区議補選(被選挙数1)は10日投票、11日開票され、自民元職の土橋圭子さん(67)が新人3人を破り当選した。
当23,453土橋圭子自元
14,375岡野厳樹無新
13,242山川裕菜無新
12,171小林大志共新
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