警視庁滝野川署は11日、詐欺の疑いで、千葉県四街道市の無職の男(18)を再逮捕した。男は、闇バイトと気づきながら、グループから抜けられずニセ電話詐欺の受け子を続けたという。
再逮捕容疑では、詐欺電話のかけ子らと共謀し、6月25日、東京都杉並区の90代無職男性宅に息子をかたって「現金が至急必要になった」とうその電話をかけ、息子の部下を装って男性宅を訪問して現金335万円を受け取ったとされる。
署によると、容疑を認めている。受け取った金は、「上の人(指示役)からの指示で、指定されたロッカーに入れた」と話しているという。
男は、6月に千葉市内のクラブで「簡単な荷物運びでお金を稼げる」「受取額の5%が報酬としてもらえる」と知らない男から勧誘され、匿名性の高い通信アプリ「シグナル」で指示を受けながら詐欺の受け子を始めた。
1度目の犯行後に闇バイトと気づき、怖くなって「やめたい」と伝えたところ、「やめたいならかわりのやつを探せ」と言われ、「やめたら家族が危険にさらされる」と考えて受け子を続けたという。
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