東京都は6日、新宿区の都立戸山公園の改修工事に伴う土壌調査で、園内の一部から最大で基準値の約37倍となる鉛などが検出されたと発表した。7日朝から立ち入り制限し、土壌汚染の対策工事を進める。
地表から深さ50センチまでの土壌530地点を調査した。基準値を上回ったのは、鉛とその化合物含有量が125地点、鉛とその化合物溶出量が11地点、水銀とその化合物溶出量が1地点。都によると、旧日本軍の射撃場跡にあることが影響しているとみられる。都は対策として、土壌の入れ替えか盛り土を検討している。
土壌調査と対策の情報は東部公園緑地事務所のホームページで、公園利用については戸山公園のホームページに掲載される。(押川恵理子)