乳幼児の運動遊びについて、保育士や乳幼児教育の関係者らが理解を深める研修会が、東京都文京区のお茶の水女子大付属小であった。約60人が参加し、包帯生地で作られたカラフルなボールを使った遊びを体験した=写真。
お茶の水女子大の研究者らでつくる保育の研究会などが1日に開催。包帯ボールは、同付属小の体育の授業でも使われている。
講師役の一人、筑波大の松元剛准教授は、包帯ボールを「当たっても痛くなく遠くに転がっていかないので、安心して指導できる」と説明。参加者はキャッチボールや、床に置いたフラフープに投げ入れるゲームなどを体験し「遊びの可能性が広がりそう」「子どもたちの得意、不得意にかかわらず、全員が楽しめる」などと感想を語り合った。
保育士の中本奈実さん(24)は「広いスペースがない保育所でも心配せず使えそう」と話していた。(村上一樹)