4月の衆院東京15区補欠選挙を巡る政治団体「つばさの党」による選挙妨害事件で、警視庁捜査2課は31日、公選法違反(自由妨害)の疑いで、政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦被告(46)、幹事長の根本良輔被告(30)ら3人を追送検し、同日付で特別捜査本部を解散した。捜査関係者への取材で分かった。
他陣営が演説中、電話ボックスに上り大音量で演説する「つばさの党」黒川敦彦代表=4月16日、東京都江東区で
追送検容疑では、4月20日、日本保守党の飯山陽(あかり)さんの演説を妨害したほか、同22日、無所属の乙武洋匡さん陣営の選挙カーを追尾し、交通の便を妨げたとされる。
黒川被告ら3人の初公判は11月20日に東京地裁で予定されている。
【関連記事】逮捕者まで出て「カオスだった」大学生が追いかけた衆院東京15区補選いまの政治に希望は見えたのか
【関連記事】つばさの党の行為は「表現の自由」?逮捕に踏み切った警視庁はどう判断したか候補者ら立件の前例はなく