東京都選挙管理委員会は21日、衆院選(27日投開票)小選挙区の期日前投票者数(16~20日)が32万9026人だったと発表した。都内の全有権者数の2.84%に当たる。制度が始まった2005年以降で最多だった21年の前回同期の66%にとどまった。
区市町村別では、有権者の5.41%が投票した八王子市が最多の2万5660人で、次いで世田谷区の2万2335人、足立区の2万767人だった。
新首相就任から8日後の解散となったことや、各選管からの入場券発送に時間がかかっていることなどが影響して出足がやや鈍かったとみられる。前回は新型コロナウイルス対策で密を避けるため期日前投票を推奨したこともあり、大幅増につながったという。
期日前投票は原則26日までの午前8時半~午後8時。期間や時間は投票所ごとに異なる。(押川恵理子)