「品川かぶ」使い 地ビールを醸造 大田で仕込み式

2024-10-20    HaiPress

品川かぶを使ったビールを仕込む関係者ら=大田区で

東京都品川区の伝統野菜「品川かぶ」を使った地ビールの仕込み式が17日、大田区羽田空港1の「よい仕事おこしプラザ」などであり、関係者がカブの優しい味わいを生かしたビールの完成を願って材料を仕込んだ。

品川かぶは1950年代ごろまでに生産が途絶えたが、NPO法人「東海道品川宿なすびの花」が復活に尽力。現在は区内の小学校などで教育の一環として作られている。地ビールは、6月に産業振興などの連携協定を結んだ区と城南信用金庫(品川区)が企画し、大田区の地ビール製造会社「大鵬」が醸造を担う。

仕込みは「よい仕事おこしプラザ」と同じ施設に入る大鵬の醸造所で始まり、「なすびの花」の大塚好雄理事長や森沢恭子区長らが材料を投入した。大塚理事長は「優しい風味の品川かぶで、どんなビールができるか楽しみ」と期待を寄せた。ビールは12月22日に北品川3の品川神社で開かれる品川蕪(かぶ)品評会でお披露目される。(佐藤航)


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