都教委は16日、準強制わいせつ、窃盗などの罪で有罪判決が確定した元小学校教諭2人が、地方公務員法に基づいて失職したと発表した。教員免許は自動的に失効した。
東京都庁(資料写真)
失職したのは、準強制わいせつなどの罪で懲役2年6月、執行猶予4年の判決が昨年11月に確定した男性(27)と、窃盗などの罪で懲役2年、執行猶予3年の判決が今年2月に確定した男性(29)。
地方公務員法は禁錮以上の刑が確定した公務員は失職すると規定している。2人は判決確定日に失職した。都教委が退職金を支給しない手続きを終えたことを受け、発表した。
このほか、勤務校で現金5万8850円を盗んだ墨田区立両国小の男性教諭(35)を今月16日付で懲戒免職とした。停職1人、減給3人、戒告4人の処分も発表した。(押川恵理子)
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