昨年の森の地図スタンプラリーで行われたガイドツアー=小金井市の都立野川公園で(主催者提供)
東京都の多摩東部・武蔵野エリアの緑地を散策するイベント「森の地図スタンプラリー」が28日から始まる。昨年から、従来の春と秋の年2回開催から年1回へ変更された。21回目の大会で、タイトルは「むさしのアート&イート編」。12月8日まで。(花井勝規)
スタンプラリーは、スマートフォンなどで参加するデジタル版と、紙の台紙にスタンプを押すリアル版の2種類がある。
府中市と小金井市にまたがる都立武蔵野公園の鮮やかな紅葉=府中市で
リアル版のラリーポイントは国分寺市の「都立殿ケ谷戸庭園」や小金井、府中両市にまたがる「都立武蔵野公園」など20カ所。豊かな湧水や樹林が残る国分寺崖線沿いのルートが多い。今回、立川市の「国営昭和記念公園」が初めて加わった。
デジタル版のポイントは今回大幅に数が増え、リアル版の20カ所を含めて66カ所になった。
武蔵野コッツウォルズ代表理事の鈴木俊彦さん
実行委員会事務局の「武蔵野コッツウォルズ」(三鷹市)によると、初回の2012年から参加者数は年々増え、昨年は約8千人と推定している。イベントの知名度が高まり、地域外からの参加者が約4割に増えたのも最近の傾向という。
鈴木俊彦代表理事は「ラリーポイントはバラエティーに富み、アートや食に関するスポットも紹介しているので武蔵野エリアで秋を満喫していただければ」と話す。
問い合わせは事務局=電0422(32)0962=へ。