S1リーグで優勝したG.R.E.S.仲見世バルバロスのメンバーたち
15日に東京都台東区の浅草寺周辺で「第39回浅草サンバカーニバル」が開かれた。5年ぶりに復活したコンテストでは8チームが参加したS1リーグで、地元が拠点の「G.R.E.S.仲見世バルバロス」が5連覇した。(鈴木里奈)
コンテストはテーマの表現や躍動感、衣装、演奏、ダンス、総合評価の6項目で審査し、バルバロスは全項目でトップだった。「電気」がテーマで「ハイーニャ」と呼ばれるトップダンサーは光る羽を背負い、電球の帽子をかぶり、金色に輝く衣装のメンバーも。今年は山車も復活し、チームのロゴがくるくる回り、雷神が集めた電気で雷門の大ちょうちんを割る趣向の豪華な装飾が目を引いた。
派手なパフォーマンスを披露するG.R.E.S.仲見世バルバロス=いずれも台東区で
15日夜に区内であった表彰式では、優勝が発表された瞬間、メンバーから歓声が湧いた。チームの使用曲が流れる中、代表メンバーが壇上へ。鶴見太朗代表(45)は「5年ぶりで慣れていないことがたくさんあったが、全力でパフォーマンスすることに専念した」と語った。テーマの発案者猫田リリさん(37)は「ベストを尽くせた。過去の7連覇の記録を塗り替えたい」と次を見据えた。
バルバロスはポルトガル語で「荒くれ者」。カーニバルが始まった当時、三社祭に参加していた仲見世周辺のメンバーらで、カーニバルを盛り上げようと結成した。