東京都江戸川区の関東一高で9日夜、夏の甲子園で準優勝に輝いた硬式野球部と、全国大会2連覇を果たした競技かるた部の報告会が開かれた。生徒や保護者、地域の人たちなど約500人が集い、それぞれの快挙をたたえた。(鈴木里奈)
準優勝の盾を持つ硬式野球部の高橋徹平主将(右)
両部の選手たちは、優勝旗や準優勝の盾を持って入場。硬式野球部3年の高橋徹平主将は、「まず1勝し、その流れのまま思ってもいなかった決勝進出ができた。準優勝という誇らしい結果がついてきた。皆さんのご声援のおかげです」と感謝の言葉を述べた。
野球部では、甲子園の決勝後に台湾で開かれたU18(18歳以下)アジア選手権に出場し、帰国したばかりの坂井遼選手、熊谷俊乃介選手も駆けつけた。
優勝旗を持つ競技かるた部の矢島聖蘭主将(右)=いずれも江戸川区の関東一高で
競技かるた部は、7月に滋賀県の近江神宮であった全国大会に出場。昨年に続いて団体戦を制し、個人戦でも共に3年の矢島聖蘭主将と小西美彩子さんが優勝を果たした。矢島主将は「苦しさに押しつぶされそうだった。経験は宝物になりました」とあいさつした。
このほか吹奏楽部とチアリーダー部が演奏やパフォーマンスを披露して会場を盛り上げ、選手らには花束が贈呈された。