東京新聞の子育てウェブメディア「東京すくすく」と独立行政法人「環境再生保全機構」(川崎市幸区)による体験イベント「こども記者が行く!気候変動と生物多様性について考えよう!」が20日、東京都千代田区の東京新聞本社1階ホールであった=写真。都内の小学生と保護者15組が、地球環境を巡る課題への理解を深めた。
同機構・熱中症対策部の高地里奈さんが地球温暖化の現状を解説。国連のアントニオ・グテレス事務総長が昨年7月、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来した」と発言したことなどを紹介し、日ごろの熱中症対策についても説明した。
参加者は牛乳パックでうちわを作った後、絶滅危惧種のレッサーパンダなどの折り紙にも挑戦。講師の話で印象に残ったことをテーマに、「地球沸騰化」「やせたシロクマ発見!」など思い思いの見出しの新聞を作った。
「こおりがとける!」という見出しで新聞をまとめた新宿区の小学1年生、村形草太さん(7)は「書くのが楽しかった」と満足そうに笑った。新聞作りは、本紙の勝山友紀(ゆうき)記者が助言した。(砂本紅年)