パラリンピックに向けて抱負を語る石川優衣さん=三鷹市で
28日開幕のパリ・パラリンピックに、車いすバスケットボール女子日本代表として出場する東京都三鷹市職員石川優衣さん(27)の激励セレモニーが15日、同市役所であり、石川さんは「金メダルを取りたい」と抱負を語った。
石川さんは、日本選手団の赤いジャケットを身にまとって市役所1階ホールに登場。「強豪国が集まり厳しい戦いになるが、結果でみんなに恩返ししたい」とあいさつすると、集まった市民や同僚職員らから大きな拍手が起こった。
石川さんは福島県生まれで、中学、高校時代は三鷹市に居住。中学生のころに脊髄炎を発症し、車いす生活になった。大学時代に車いすバスケを始め、2022年に初めて日本代表入りを果たした。大学卒業後は、同市の職員として採用され、普段は市職員課の人事研修係として働いている。
車いすバスケ女子の日本チームは日本時間30日午後5時半からオランダとの初戦に臨む。(岡本太)