不登校の小中学生の居場所確保のため、東京都荒川区はフリースクール利用料の補助事業を始めた。都が本年度から実施している月額最大2万円の補助に加え、最大2万円の不足分を4月分までさかのぼって支給する。
対象は、小中学校に30日以上登校しておらず、フリースクールに通う区内在住の小中学生の保護者。希望者は区のホームページで詳しい条件を確認し、申請する。
区教育センターによると、区内では昨年度、23人の児童生徒がフリースクールに通っていた。2015年の文部科学省の調査によると、義務教育段階の子どもが通うフリースクールのような民間の団体・施設の月額利用料は全国平均で約3万3000円だった。(小形佳奈)