染色作業をする三橋京子さん(左)と松本延子さん=東京都江戸川区で
江戸時代から200年以上続く伝統工芸品の「型小紋」。東京都江戸川区の「三橋工房」で、夏用の着物や帯などに仕立てる反物づくりが大詰めを迎えている。
6代目の三橋京子さん(77)と長女で7代目の松本延子さん(53)が、相伝の2万枚以上ある型紙から制作した柄の一つ一つにハケで染色する。
銀座三越で小物も販売される
沖縄伝統の染め物「紅型(びんがた)」をモチーフにした斬新な色彩が特徴。「江戸紅型」とも呼ばれ人気を集める。7月3~9日、銀座三越(中央区)で実演・販売が行われる。工房で染色体験も予定する。詳細・問い合わせは三橋工房のホームページで。(戸上航一)