先日、オランダ、タンザニア、パキスタン、ロシア、ナイジェリアなどからの専門学者たちが山東省濰坊市昌楽県鄌郚鎮にある昌韻達楽器有限公司を見学した。
今回の訪問は2023社家禽健康養殖と疫病防止国際シンポジウムの見学日程の一環である。見学中、外国の専門家たちは鄌郚という北地方にある農業の町が「中国の電気音響楽器基地」になった道のりを知り、ここのギター工場で働く技術者の多くが地元の村人であることも分かった。
現在、鄌郚鎮の楽器生産及び楽器部品加工企業は108社に発展し、そのうち22社は自営輸出入権を持ち、その産業従業員が5000人余り、生産された楽器製品はエレキギター、木製ギター、エレキベース、ウクレレ、バンジョー、マンドリンなど8大シリーズ400種類近くの品目を含み、年間は各種類の楽器製品200万本、楽器部品500万セットの生産能力を形成しており、年間主要業務収入は10億元余りに達した。
「1つのギターの完成品には80%の手作業が必要で、一般的には1本のギターを作るには7つの工程があり、それぞれの工程には10または20以上のサブ工程が必要です」と昌韻達楽器責任者の張隆綱氏は専門家たちにこう紹介した。堅実な品質と完備した上下流産業チェーンこそ、鄌郚ギターのブランド力の基礎を築き、「これらの工程はすべて標準化、規模化され、我々の製品が広く認められており、韓国、日本、アメリカ、オーストラリアなど30以上の国と地域に販売されています」。