10月10日、第4回青島多国籍企業リーダーサミットが正式に開幕した。 このサミットの開催により、青島は再び世界の注目を集めるようになった。 青島が粘り強く発展していく力があることを実証し、その存在感を世界へ示すと同時に、総合的な経済発展への自信を高め、新時代中国経済発展の「青島ストーリー」を世界へ伝える絶好の機会でもある。
これを踏まえ、IFENG青島はサミット会場へ直撃取材して、「青島@世界の多国籍企業が青島について語る」連載コラムを特別企画した。 大手多国籍企業のトップとの対話を通じて、青島、中国の経済発展、ビジネス環境、投資動向に関するご意見や提案を聞き、また青島に対する『印象』『期待』『青島とのご縁』についてお話を伺った。
10月10日、IFENG青島はオリックス(中国)実業控股有限公司の小川良典CEOに独占インタビューを行った。 小川氏は、オリックスが青島を選んだ主な理由は、優れた地理的位置、豊かな産業構造、積極的な協力姿勢、スピート感のある対応であると述べた。
小川良典氏は、オリックスが中国実業を設立する際、中国のいくつかの都市を候補都市として検討したと語った。
「青島は非常に熱心で、さまざまな交渉の中、我々に非常に迅速な対応をしてくれた。政府レベルあるいは各分野のパートナーも、非常に前向きな協力姿勢を示してくれた。」
小川良典氏は、オリックス(中国)実業控股有限公司の設立は、正式な交渉から準備が整うまでわずか数カ月しかかからなかった。また、青島は地理的位置や産業構造にも日本企業と提携する優位性があると述べた:
「地理的に青島は日本に非常に近く、立地的にも非常に有利です。産業構造においても青島にはハイアール、ハイセンス、青島ビール、AUCMAなど中国を代表する大手企業があり、産業構造が非常に多様化で、我々日本企業が中国企業と提携するには非常に助かります。」
小川良典氏はまた、交渉の後期段階における青島市の協力的な姿勢を高く評価した:
「会社が正式に設立され、我々は新しい分野でいくつかの課題に直面した。青島海発集団との共同出資だけでなく、青島市政府からさまざまな政策に関するアドバイスとご支援をいただき、また、青島市や山東省内の大手企業もご紹介いただいた。」
青島の優れたビジネス環境を認識し、小川良典氏は、オリックスが青島との戦略提携をさらに深めたい意向を表明した:
「継続的な事業展開が青島にオリックス実業を設立する主な目的です。分野にとらわれることなく、まずは大健康産業、新エネルギー、環境保護などの分野で事業を拡大していきたい。」